お盆休みの中、
塾生や今まで講座を受講された方、
知り合った方々から
様々な質問メッセージも届いた。
届いたメッセージを見て
本質的に必要な意識だと思い、
少しでも役に立てばと、
こんな視点も書いておこうと思う。
それぞれ人には資質がある。
資質とは、
個人の生まれ持った資源の質のことを言い、
その者の生まれ持った性能。
簡単に言えば、
人よりも簡単にできてしまう力で
人によっては天才肌とも呼べる。
一般的によくある、
強みやセンス , コミュニケーション力なども
資質の一部であり、
それらは毎日の中に様々な形で
人の行動や姿として現れている。
個人個人に資質は、
数々の特徴的な力を持っており、
あなたそのものの個性で、
普段の仕事や生活の場面や
人生のシーンで、瞬間的、
もしくは瞬発的に自然と力を発揮している。
だが、その瞬間本人は
結果をみず動いていて、
自分ができる当たり前のことを
やっただけなので
「何故 上手くいったのだろう？」
などと、疑問が生まれる人も多い。
本人にも自覚のない自然体の動きの中で
起きた出来事なので、
気づきにくいのも特徴だ。
何気にやったことが、
人からみたら凄いと言われるが、
本人にはピンとこなかったり、
誰にでもできると頭で平均化して
すり替えてしまったりする。
なので、一般的に
「自分の事がわからない」という言葉は、
こういった自分の当たり前で
普通の動きの中にあって、
自覚できてなかったり
自覚しようとしていないことに付随する。
スポーツ選手などは分かりやすく、
自分の身体が資本としてあって、
おこなうスポーツに対する
自分自身という素材の
向き不向きなどを自覚しながら、
自分の出来る部分を伸ばしていくが、
一般的には、
生活の中で資質が活きた得意な部分は、
自分とって当たり前で普通過ぎて
気づかないし気づきにくい。
たまたまや偶然、
あの人がいたからなど、
起きた出来事を
自分が与えている影響とは考えないし、
そんな風には見えてこない為に
自覚がないという事が起きる。
それ故に、
持ち合わせた資質から生まれる
自分だけの才能の力は分からずに
普段の仕事や生活の中で
自分自身の力が活かせずにいるのは、
青空を羽ばたく鳥が
鳥らしく空を飛べないようなもので
勿体無いことでもある。
もしかしたら、
何か一つでも自分を知っていたなら
既に上手くいってた事はあるかも知れないし、
今後もあるだろう。
人生の場面で その瞬間の条件によって、
人との力に差が生まれたとしても、
資質の活きた人の可能性やチャンスは
資質が活かす限り生まれてくるものだ。
つらつらと書いたが、
要するに、
自分に生まれてきた意義は
資質の中に眠っている。
ただ頑張るのではなく、
どう自分が活かせるかを考えることも
大事な視点としてみてみると、
気づかなかったものが見えてくるかも知れません。
