「気を使わない」のが「気遣い」という事を書いてみた。
一般的には
人には気遣いをしなさい。
人には気を使いなさい。
と言われる事が多いだろう。
でも気を使うから上手くいかない。
あの人にこうして
あの人に優しくして
あの人を大切にして
あの人がやりやすい様に
って キリがない。
そして
気を使った気を使いの人は
自分はこんなに気を使ってるのに
なんで私は…と
自分だけが疲れてく。
気はエネルギー。
気遣いをしながら沢山のエネルギーを使っている。
だから
疲れ 人と会うのも嫌になったり
人が嫌いになったりする。
そしてもひとつ
こんなに気を使ってるのにと相手に腹を立てる。
なんでなのっ。なんでだよっ。
と。
気を使ってるのは自分なのに
エネルギーを使ってるのは自分なのに
今度は その使った気を 疲れと共に
他人に腹を立てる。
自分根本的気持ちの発生源が
自分の無自覚・無意識化で
気を使わなきゃダメな自分や
気を使わなきゃ嫌われるや
気を使って当たり前
などとなってしまってる。
人には気を使うのではなく
気を使わない事が気遣いなのだ。
誰かと誰かが 部屋に居る。
お互いが 相手に気を使い過ごす。
気にしながら 気を使いながら。
君が気を使うから こっちも気を使う。
いや
あなたが気を使うから こっちも気を使う。
それは 疲れる。
気を使わなければ
2人には2人の時間が流れる。
同じ場所には居るが 互いの時間は別物。
互いの時間が流れてる時 気は使ってない。
お茶も飲みたいときに飲む。
鼻もすすりたい時にすする。
会話をし 笑顔で普通に話す。
そんな普通の事。
気を使わない事が
相手への最大の気遣いなのである。
商売でのお客様への気遣いは
テクニックやスキルというものだ。
これは
心がこもってなくても 心がこもってても
出来る事柄だったりする。
僕は 演出 とも言う。
これは仕事を 潤滑に回す為のやり方。
お客様が気持ちよく「その場」でなる為の。
その場でなる。という所が大事である。
気遣いを辞書で調べると工夫して操るとある。
工夫して気持ちよくするスキルとテクニックだ。
でも 僕は思う。
本当の人と人の触れ合いは心遣い・心配りだ。
相手の事を思う心遣い。
例えば 人を思って
誰かが過ごしやすいように
何もしない と言うのもある。
それはお互いが心地よく在る為に。
心が乗っかってる。
心遣いはスマートである。
誰かと会った時 その場の空気を読み
敢えて声をかけない。
会釈で笑顔ですます。
普通で当たり前の事だかスマートである。
久しぶりの方々の二人に出会った年配の女性社長。
1人は名前を思い出せるが もう1人が思い出せない。
毎日 沢山の人達と出会う仕事をしてる為 そんな事もある。
大きなビジネスの食事の場で 名前が思い出せない。
その様子を見て 空気を読み 察し
「お久しぶりです。田中です。こちらの安田さんもお久しぶりですよね。」
女性は田中の心遣いに気づく 恥をかかす事なくスマートに言葉をかわす。
「安田さんもお久しぶりです。その節はあの場所でいい時間を過ごせました。」
スマートである。
そこからは 時間の流れと共に会話が進んでく。
本当の気遣いは 気を使わない事。
人は心遣い。
心遣いには心があり
カッコよさや素敵さが さりげなくスマートにあり
お互いに心地よく 気持ち良い。
自然では当たり前の出来事だ。
野の花は気を使わない。
でも
素敵な気持ちにしてくれる。
空は気を使わない。
でも
晴れた空の空気は爽やかな気持ちにしてくれる。
犬がしっぽを振って楽しそうにやってくる。
でも 犬は自分が楽しいだけ。
そしたら僕等も楽しい気持ちになる。
地球は地球のまま。
街は街のまま。
自然は自然のまま。
自分は自分のまま。
素でいりゃいい。
気を使って自分に負荷をかけたらいかんぜよ。
その気とエネルギーは自分に使うものなのだから。
人には心遣い。心配り。
シンプルかつ スマートに。
人として人に生まれてるんだ。
あなたとしてあなたに生まれてるんだ。
自分として自分に生まれてるんだ。
素の自分。ありのままで。
おー 青空 気持ちーねー。
流石！気を使わないねぇ～♪
katsu
katsuブログ：『「気を使わない」のが「気遣い」という事。』より引用